土曜日, 6月 17, 2006

IDEO

社長が先日IDEOに見学に行ったということで、ABCニュースのIDEOのドキュメンタリーDVDを見せてもらう機会があった。

IDEOというのは、製品を進化させることを請け負う工業デザイナー集団、といったところか。2週間程度で製品の本質やユーザーのニーズを見つめ直し、モックアップと共に提案するところまで持っていくらしい。下記左の本はその会社について書かれたもの。ちょっと読んでみたい。

一緒にDVDを見ていた人達の間で出た感想:

  • チームの全員が素晴らしく頭が良い。ショッピングカートの改良の討議をしているときに、カートに関係する子供の事故が年間何万件とか、カートの紛失が店の悩みの種だとか、カルトみたいな知識がメンバーからスラスラ出てくる。これが教養というやつなのか。
  • 製品を支えるテクノロジーはあまり関係がなく、ニーズの本質を見極めることの方がむしろ重要なせいか、心理学とか認知学とかの出の人が多いみたい。
  • オフィスがパーティションで区切られた小奇麗な感じではなく、大学の研究室というか、ガレージみたいな空間であることが意外。
  • 彼らはコンセプトを夢想するだけでなく、実際にプロトタイプまで短期間で作ってしまうのが凄い。実際にモノを作るプロセスをはさむことで「口だけ番長」を排除するというのが秘訣なのかも。
  • 検討のプロセスは結構アナログ。PCを駆使する感じでは全然なく、ホワイトボードをたくさん使ってアイディアを書き込みまくり、付箋をペタペタ貼っていく。IDEOの会社の入り口の机は紙を重ねただけで、自由に書き込んでそのまま持っていくことができるらしい。自由に書ける空間というのが重要なのかも。
  • ブレストでアイディアを広げ、そのままだと拡散して収拾がつかなくなるので一度絞り込み、そこからまた膨らますというサイクルを繰り返すらしいのだが、そこでメンバーのうち主張が強い人の意見に引きずられないようにどうバイアスを排除しているのか、そのプロセスが不思議。
  • チームメンバーは皆対等のように見えるのだが、給料の査定はどうやるのだろう?360度評価はしていないという噂だが、求められる成果が売り上げではなくイノベーションであるだけに、主観でしか決めようがない気がする。
  • 短期間インターン的に参画するのにはすごく面白そうだが、毎日これだったら大変だろうな・・・。