金曜日, 6月 16, 2006

情報の伝わり方の科学

先日レコメンデーションエンジンについて講演をさせていただいたのだが、他のスピーカーの大学の先生の話が非常に面白かった。

もともとマーケティングや統計分析を専門としていたところからネットの世界に近づいてきているせいか、ネットのコミュニティやネット上での人の行動を考える際の発想がすごく科学的で、ネットベンチャーの人達と話している時とは明らかに用語や視点が違う。

その中で興味を持ったキーワードは下記の二つ

  1. ベイズ理論
    SPAMフィルターソフトなどでベイジアンフィルターというのは聞いたことがあったが、それとはちょっと違うらしい。これを使うと、A→Bの相関が分かるケースにおいてB→Aの相関も導き出すことができるというもの。レコメンにはぴったりなのは勿論、占いとか何か面白いことに使えそうな気がする。
  2. エントロピー
    もともとは熱力学の言葉で、熱は温度の高い方から低い方へ流れ、その逆はない、ということを表している言葉(?)らしい。これをネット上での情報の伝播の仕方にも応用したモデルができるのではないか、とおっしゃっていた。確かにバイラル、口コミというのは、ある意味結果論でしかなくて、溢れた水が容器から流れ出るがごとくヒトの口から情報が漏れ伝わっていく時には何が起きているのか?(情報量の差異がどの程度あると伝播しやすさはどうなるのか?等)というのは非常に興味深い。ネットでも情報のハブとノードはあるし、伝播の一方向性というのもあると感じるので、科学的に説明されたら面白そうだ。