火曜日, 3月 07, 2006

歌詞検索

Web2.0的なネットの世界ではコンテンツはどんどん公開されるべきという方向へ進んでいるが、音楽の販売形態については、iTunes Shopの登場は画期的といわれながらも、個人的にはあまりそう思えないのはなぜなのだろう。

マルチメディア検索は難しいので、音楽ファイルを対象にサーチして「自分の好きなメロディラインを検索できる」なんて機能はいまのところ存在していない。なので、ダウンロード販売は試聴+購入ハードルを低くしたにとどまっており、自分の気に入る曲と遭遇できる可能性を高めてくれているという感は残念ながらない。

オンラインでの音楽販売について不思議なのはCDDBでジャケットの写真や楽曲リストは広く公開されているのに、歌詞は特に公開されていない点。歌詞こそテキスト情報で検索との親和性が高いというのに。

ネット上で歌詞を探すとファンが勝手にアップして「もしもこれが問題あるようでしたらすぐに消しますのでご連絡ください」なんて書いていたりする。歌詞を公開しているサイトもいくつかあるみたいだが、歌詞の表示部分にはFlashを使っていたりして検索にひっかからないようなガチガチのつくりになっている模様。

歌詞も作詞家の著作物だが、歌詞だけコピーされて生じる損害よりも、それが検索可能になることで「1フレーズだけ覚えているんだけど、誰のなんて曲か分からない」という人がその曲にたどり着いて販売機会が増す方が圧倒的に多い気がするのだが・・・。曲が売れれば作詞家も潤うのだし、本をオンラインで立ち読み可能にするのに比べたら、損する人がおらず導入しやすそうに思う。