金曜日, 1月 13, 2006

スターウォーズに思う

昨年末に友人からスターウォーズのDVDを借りた。TVでも何回も放映されているはずのこのシリーズだが、私は見たことがなかったので、正月に一気に見た。

思ったこと

  • 本当は1から順番に見ようと思っていたのだが、諸所の事情で、4→5→6→1→2→3という、上映と同じ順序となった。このシリーズはその時代の特撮の最高峰の変遷を見るにはうってつけの素材だと思った。1から3は時代的には4より以前の話のはずなのだが、グラフィックが劇的に進化しているせいか、後の時代のように見えてならなかった。
  • 一方でCGが美麗になった新作ほどメカの印象が薄くなっている気がした。昔のスターウォーズのXファイターなどは模型を欲しい!と思わせるが、1-3に登場するメカにはそういったものが一つもなかったように思う。1が上映された時、私はスターウォーズ関連の版権を持っているということで、トミーの株を買ったのだが、株価はピクリとも動かなかった。当時はなぜだろう?と思ったが、本作品を見て納得。
  • 監督と配給会社の関係はVCとベンチャー企業の関係に似ている気がした。ジョージ・ルーカスは金を出してもらうかわりにあれこれ口出しされるのが嫌で、2は銀行融資で制作費を捻出したりしている。しかし、その後制作費をちゃんと捻出できていること、そして、その捻出のために始めた会社などが映画界の進化に貢献しつつ、ちゃんと利益を生み出しているという、正のスパイラルを実現できている所が素晴らしいと思った。
  • それにしても特典映像をみるにつれ、ジョージ・ルーカスが映画に与えた影響(特撮の技術面、映画制作費のファンディング、関連グッズ商法)はハリウッドにおいて破壊的な影響力を持っていたことを強く実感する。先見の明が素晴らしいし、何より本当に映画を愛し、その進化を心から望んでいる人だということが行動の軌跡からよく分かる。
  • 意外だったのは第1作は公開前はほとんど世の中から期待されていなかったということ。制作に携わっていたスタッフでさえ「変な映画」と思っていたというから、当時としては相当な異端だったのだろう。こういったものを評価できる「目利き」を計画的に育成する方法論はその後数十年で進化しているのだろうか?