水曜日, 7月 20, 2005

オートマ

私は車のミッションといえばマニュアル派だ。しかし、マニュアルの設定のある車種自体が希少となってきている昨今、今後、私が欲しいと思う車種にマニュアルがあるとは限らない。そこで、以前からマニュアルベースのセミオートマの普及を心待ちにしているのだが、どうも今まで試乗したことのあるものは印象がよろしくない。

M3とかフェラーリのものは別格なのかもしれないが、フツーの価格(それでも高価だが)のものはシフトアップ時に変な息つき感があるものが多いというのがこれまでの印象。

先日GOLFのGTIの試乗をしたのだが、シフトアップ、シフトダウン共によく制御できていたものの、残念なことに、半クラの制御がなんともトロくさい感じだった。そろーっとアクセルを踏むと、AT車のトルコンの滑っているかのようになかなか加速しない。お行儀よくそのまま待っていればスムーズに加速していくのだが、それではラインアップ一番のスポーティーなグレードを選ぶ意味がない。で、もうちょっとキビキビ加速すべくアクセルを多めに踏むのだが、やっぱり一瞬の間がある。そのときに、さらにアクセルを踏み増ししてしまうと、後に一気に車が前にドーンと出てしまう。その昔、ドッカンターボと表現される車があったが、まさにそんな感じ。実際に、このGTIも2Lターボなのだが、低回転から加給が立ち上がり、本来はリニアな加速ができるはず。きっと、半クラ制御がかなりゆっくりなのだろう。しかし、ここをスパっと行うとフェラーリの360モデナみたいに、クラッチの寿命が2万キロなんてことになってしまうのかもしれないから、どちらがよいかは微妙なところだ。

また、加速フィーリング意外にもDSGの難点として、1)マニュアルモードでシフトレバーを前に倒すと+という違和感ある操作方法と、2)減速時は速度に合わせて勝手にシフトダウンしてくれるために、一転加速する際にはちょうどよいギアで加速ができるというメリットはあるものの、そうなると手でシフトアップだけをするという必然性が希薄で、あまりシフト操作自体が楽しくない、ということがあった。これらはDSGに限らず、他のセミオートマにも当てはまる話かもしれない。

私はセミオートマの本命はSMGよりもDSGだと思っていただけに、この出来はちょっとショックだった。Audi の次期TTが出る頃には、もっとリファインされるだろうか?

一方で、友人の家で日産フーガに乗せてもらう機会もあったのだが、オートマの進歩に驚いた。旧来のオートマ車だと、ほぼ停止寸前まで減速しての交差点右折後の加速の際アクセルを踏むとトルコンが「ズルッ」と滑る感覚がしたものだが、これがほとんどない。シフトアップのショックもほとんどないし、ブリッピングこそしないが、シフトダウンのレスポンスも早い。これだったら、セミオートマに拘らなくてもよいかも、と思わされた。

意外に次の車はオートマ、なんてこともあり得なくはないかもしれない。