木曜日, 9月 02, 2004

イマジネーション

ロケットの研究をしている人に聞いたのだが、ロケットのノズルというのは飛んでいる間にどんどん溶けていくのだそうだ。というのも、非常に高温になるため冷却が追いつかず、ならば逆転の発想で形が歪まないように溶けさせる方がよい、ということらしい。

通常の生活の中でこんな発想を持つことは普通ないだろう。こういう非日常な空間で遭遇するようなトラブルを事前に想像し、トラブルシュートする頭というのはどのような頭なのだろうか。

自分が未経験の事を成さなければならないプロジェクトを行う時はどこに穴があるか分からないので非常に怖いものがあるが、ロケットの設計では失敗のコストが非常に高いのでプレッシャーは半端なものではないはず。きっとロケットというのは私達の想像も及ばないくらい細かい思慮に裏打ちされて作られているに違いない、と思った。

自分としては、あらゆる事態においてもトラブルをなるべく事前に想像できるようなイマジネーション力を持つようになりたいと思う。が、ロケットほど非日常の世界でなくても、日常の生活でさえ、ちょっとした前提が異なるだけで何が起こるか、そういった想像力の欠如を思い知らされることは多い。

最近だと介護用品のラインアップを見て、「なるほど、こういう局面ではこういうモノが必要になる人もいるんだな」と自分の想像範囲の狭さを痛感した。